管理釣り場のトラウト釣りで、最もよく使われるルアーが『スプーン』です。
トラウト釣りでは、スプーンの色の使い分けによって、その日の釣果が左右されるもの。
そのため、釣り道具屋さんに並んでいるスプーンには、いくつものカラーが用意されています。
いくつものカラーが用意されているスプーンの中で、トラウト釣り初心者がトラウトを釣るためには、どの色を選んだら良いのでしょうか?
今回は、管理釣り場でのトラウト釣り(エリアトラウト)で使うスプーンの定番カラーと、スプーンのカラーローテーションについて紹介していきます。
エリアトラウトで使うスプーンの定番カラーは7色!
エリアトラウトで使うスプーンには多くの色がありますが、その中でも7色の『定番カラー』が存在します。
これらの定番カラーを選んでおけば、まったく釣れないということはないでしょう。
管理釣り場に行く際は、とりあえずこの7色だけは、最低限揃えておいてください。
1. 金色
金色は、太陽光が反射してキラキラと光るため、トラウトに対して強いアピールをしてくれます。
放流直後など、魚の活性が高いときは特に有効。
このカラーひとつで、数十分間、トラウトを釣りまくれる場合もありますよ^^
表がオレンジ色で裏が金色の『オレキン』というカラーや、表が赤色で裏が金色の『赤金』というカラーは、エリアトラウトのプロも「鉄板」というほどのカラーです。
お財布に余裕があれば、金色単色の他に、『オレキン』や『アカキン』も揃えておくとよいでしょう。
2. 銀色
銀色も、先ほどの金色と同様、キラキラと光るのですが、金色と比べるとそのアピール力は控えめ。
そのため、金色の強いアピールに飽きてしまったり、金色のスプーンを追いかけるほど活性の高くなかったりするトラウトに対し、絶大な効果を発揮します。
「オリーブやブラウンほど落ち着いた色には興味がないけど、金色は派手でイヤ!」
というトラウトの興味をひけるのが、銀色のスプーンです。
3. オリーブ(緑)色
オリーブ(緑)色は、管理釣り場でのトラウト釣りの超基本カラー。
私がトラウト釣りを始めたての頃、釣具屋の店員さんに「とりあえずオリーブは必須」と教えてもらった覚えがあります。
というのも、このオリーブカラーは、管理釣り場にいるトラウトたちがいつも食べている「ペレット」というエサの色にそっくりだからです。
ペレットというエサはこちら↓
そのためオリーブ色は、多くの状況で効果的です。
こちらも、エリアトラウトでは外せないカラーのひとつですね。
4. ブラウン(茶)色
ブラウン(茶)色のスプーンも、先ほどのオリーブ色と同じく、トラウトたちが食べているペレットの色に近いため、定番のカラーです。
ひとくちにブラウンといっても、色の明るさによっては赤っぽいものがありますが、暗めのごけ茶に近いカラーがおすすめ。
オリーブでトラウトの反応が良くない場合、ブラウンを使ってみると反応が出る場合があります。
5. 黄色
黄色は、チャートカラー(蛍光色)と呼ばれ、水中でよく目立ちます。
管理釣り場の水が透明なときに、オリーブ色と並んで、効果的なカラーのひとつです。
6. 白色
白色も、光を反射するので、水中でよく目立つカラーです。
「光を反射」といっても、キラキラと光るわけではなく、洋服やカーテンなどと同じように、明るさが増して目立つというイメージですね。
明るさが増すので、水中でもよく目立ちます。
7. 黒色
以外ですが、どんな状況でも、水中でもっとも目立つカラーが黒色です。
黒色のスプーンは、ナイター(日が沈んだ後の釣り)にも使われるほど、もっとも目立つカラーとなっています。
黒色でしか釣れないという場面もありますので、こちらもぜひ揃えておきたいカラーのひとつです。
トラウト釣りスプーンのカラーローテーション
さて、定番カラーを7色紹介してきましたが、トラウト釣りでは、これらのカラーを状況に応じて使い分ける必要があります。
これを『カラーローテーション』と呼び、この上手さが釣果に直結してきます。
トラウト釣りがうまくなってくれば、自分の感覚や経験則でカラーローテーションを組めますが、初心者には難しいもの。
そのため、まずは基本的なカラーローテーションを学んでおきましょう。
放流直後に釣れるスプーンのカラーは金色と蛍光色
管理釣り場では、1日の間に数回、トラウトの放流があります。
これは、どの管理釣り場でもほぼ共通していることです。
放流直後は、放流されたトラウトはもちろん、元から池にいたトラウトも一時的に興奮状態になります。
そんな興奮状態のトラウトには、キラキラと光って刺激的な『金色』や、よく目立つ『蛍光色』のスプーンが効果的です。
表が黄色で裏が金色など、目立つ2色を組み合わせたものも効果的です。
放流直後は、とにかく派手でアピール力が強い色のスプーンを投げましょう。
放流後、少し経った後は白色や黒色
放流後、少し時間が経過すると、トラウトたちは落ち着きを取り戻してきます。
しかし、まだまだ活性は高く、スプーンに対する反応もよいです。
そのようなときには、白色や黒色など、よく目立つけれど、金色ほど刺激的でないカラーを選びましょう。
トラウトの活性が落ちたときは茶色や緑色
放流から時間が空いたり、お昼頃になったりすると、トラウトたちの活性が落ちてきます。
活性が落ちているときのトラウトは、キラキラしたスプーンや、目立つスプーンを追いかける気力がありません。
そのため、活性が落ちたときは、トラウトたちが普段食べている『ペレット』のような色。
つまり、茶色や緑色のスプーンを投げてみましょう。
天気が曇ってきたら銀色
釣りをしている途中に、天気が曇りがちになってきたら、銀色が効果的。
銀色のスプーンは、よく青色と組み合わされていることが多くあり、この銀と青の組み合わせが、曇りのときには非常に有効です。
管理釣り場の水質が、透明であろうと濁っていようと、曇りのときには銀色のスプーンを投げてみましょう。
まとめ
トラウト釣りに使うスプーンには、さまざまな色があります。
ひとつのシリーズに対して、10色以上のカラーが用意されていることがほとんどで、色とりどりのスプーンが釣具屋さんに並んでいます。
エリアトラウト初心者の場合は、今回紹介した7色を、まずは揃えておきましょう。
こんな感じで複数のカラーをセットで買うのも!
そのうえで、スプーンの左右で色が異なる『ツートンカラー』や、定番色と微妙に色合いの異なるカラーのスプーンを買い足すとよいと思います。
スプーンは色とりどりで、眺めているだけでも楽しいのですが・・・
無限に使いほどさまざまなカラーがあるので、スプーンの買い過ぎには注意しましょう(笑)
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