最初の1本はコレ!トラウトロッドの選び方の基準とおすすめロッド10選!

管理釣り場や渓流などで、マス(トラウト)類を釣るための竿が『トラウトロッド』です。

しかしトラウトロッドも、他のジャンルの竿と同様、いろいろなメーカーからさまざまなロッドが発売されています。

新しいジャンルの釣りを始める場合、ロッド選びのコツはわかりづらいもの。

そこで今回は、管理釣り場や渓流などでトラウトフィッシングを始めるときの、トラウトロッドの選び方の基準を紹介します。

また、管理釣り場と渓流それぞれの釣り方におすすめのトラウトロッドを5つずつ、合計10本紹介!

トラウトロッドの選び方の基準を知り、納得できる最初の1本を手にしてください。

目次

最初の1本を選ぶコツ!トラウトロッドの選び方3つの基準

トラウトロッド 選び方 基準

トラウトロッドには、重要な選び方の基準が3つあります。

その基準は、以下のとおり。

  • トラウトロッドの長さ
  • トラウトロッドの硬さ
  • トラウトロッドの価格

トラウトロッドを選ぶためのこれらの基準を、詳しく見ていきましょう。

1. トラウトロッドの長さ

トラウトロッドの長さは、6フィート(約1.8m)が基準です。

6フィートのロッドであれば、管理釣り場と渓流、湖などのさまざまな状況で、きちんと使えるでしょう。

6フィートを基準とし、規模の大きな管理釣り場や湖で、スプーンやルアーを遠投したい場合は、より長い7フィート(約2.1m)などのロッドを選びましょう。

釣れる地域は限定されますが、河口でサクラマスなどを狙う場合は、9フィート(約2.7m)のロッドがよく使われます。

反対に、渓流などの木が生い茂った場所では、長いロッドは扱いが難しくなります。

「ロッドの先端が木に引っかかって折れた!」

ということも起こり得ますので、渓流の、特に源流に近いような場所では、5フィート(約1.5m)程度のロッドが扱いやすいです。

2. トラウトロッドの硬さ

トラウトロッドの硬さは、UL(ウルトラライト)が基準です。

ウルトラライトであれば、管理釣り場や渓流など、トラウトフィッシングにおける多くの状況で、快適に使えます。

渓流の中流域や湖などではL(ライト)、河口付近ではM(ミディアム)といったように、釣れる魚のサイズが上がるにつれ、ロッドの硬さをあげていくのがセオリーです。

ただ、そこまで細かく分けずとも、管理釣り場から湖までは、UL(ウルトラライト)でも対応できます。

そのため、最初の1本を選ぶときは、UL(ウルトラライト)のロッドがおすすめです。

トラウトロッドは、硬さの他に『アクション』という要素があります。

この『アクション』を簡単にいうと、竿のしなり具合のこと。

トラウトフィッシングで主に使われるのは、F(ファスト:先調子)と、M(ミディアム:本調子)。

湖などではS(スロー)も使われることがありますが、最初の1本はF(ファスト)かM(ミディアム)が使いやすいです。

アクションについての詳細は、以下の画像を参考にしてください。

ロッド アクション

3. トラウトロッドの価格

トラウトロッドの価格は、10,000円が基準です。

トラウトロッドは先端が細く、柔らかいものが多いため、他のジャンルのロッドに比べて折れやすいという特徴があります。

そのため、はじめから高額なトラウトロッドを選ぶのは危険かもしれません。

トラウトロッドは、10,000円程度のものであれば、充分快適に使えます。

ロッドの硬さやラインの太さにもよりますが、10,000円程度のロッドであれば、1グラム未満のマイクロスプーンもきちんと飛ばせるでしょう。

トラウトロッドは一日中持っている場合が多いため、その軽さも重要な要素のひとつなのですが・・・

10,000程度のロッドであれば、とても軽く、一日中持っていても重いと感じることは少ないでしょう。

「はじめから10,000円のロッドも、ちょっとハードルが高いなぁ・・・」

と感じる場合は、5,000円程度のロッドでも充分に使えますので、この価格帯のロッドもおすすめ。

ただしロッドの重さは、ロッドの価格が安くなるにつれ、重くなっていく傾向があります。

おすすめのトラウトロッド10選

トラウトロッド おすすめ

ここまで紹介したトラウトロッドの選び方の基準を参考に、おすすめのトラウトロッドを紹介していきます。

管理釣り場と渓流、それぞれの状況で使いやすいトラウトロッドを5本ずつ紹介しますので、はじめの1本を選ぶときの参考にしてみてください。

管理釣り場におすすめのトラウトロッド5選

まずは、管理釣り場でのトラウトフィッシングにおすすめなトラウトロッドの紹介です。

1. トラウトX 60UL(ダイワ)

トラウトロッド トラウトX ダイワ
引用:Amazon

管理釣り場でのトラウトフィッシングに最適なトラウトロッドが、ダイワの『トラウトX 60UL』。

1万円以下で買える価格帯でありながら、セパレートグリップを採用しているため、扱いやすいトラウトロッドです。

グリップはコルクではなく、EVAを採用。

これにより、寒い時にも手が冷たくなりにくい仕組みとなっています。

自重80g
適合ライン2-6lb
ルアーウェイト0.8-7g
アクションミディアム

トラウトXは、55ULから68MLまで、7種類のラインナップがあります。

しかしやはり、60ULがもっとも使いやすい基本モデルですので、最初の1本には60ULがおすすめです。

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2. イプリミ 60XUL-4(ダイワ)

トラウトロッド イプリミ ダイワ
引用:Amazon

4ピースで携行性抜群なトラウトロッドが、ダイワの『イプリミ 60XUL-4』。

イプリミの標準モデルは62ULと62Lなのですが、電車などの公共交通機関を利用して管理釣り場に行く場合も考えて、60XUL-4をおすすめします。

ダイワのイプリミは、前出の『トラウトX』の上位版という位置づけ。

ダイワのトラウトロッドの最高峰『プレッソ』を彷彿とさせる、オレンジのアクセントカラーがイカしてます!

自重64g
適合ライン1.5-3lb
ルアーウェイト0.6-3g
アクションミディアム

イプリミには、56XXUL-Sから66ULまで、10種類のラインナップがあります。

公共交通機関で管理釣り場に行く場合は、60XUL-4。

車で管理釣り場に行く場合は、62ULという基準で選ぶとよいでしょう。

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3. トラウトライズ S60UL(シマノ)

トラウトロッド トラウトライズ シマノ
引用:Amazon

シマノから発売されているトラウトロッドの中でも、エントリーモデルなのが、『トラウトライズ S60UL』。

特筆すべき特徴はありませんが、スタンダードで使いやすいトラウトロッドで、価格も1万円以下とお手頃。

シマノというメーカーと、コルクグリップが好きな方には最適でしょう。

自重76g
適合ライン1.5-6lb
ルアーウェイト1-8g
アクションミディアム

トラウトライズには、S60ULからS66ULまで、7種類のラインナップがあります。

その中でも、もっとも標準的なS60ULがおすすめです。

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4. クロスフィールド XRFS-642UL(アブ・ガルシア)

トラウトロッド クロスフィールド アブ・ガルシア
引用:Amazon

老舗の釣具メーカー、アブ・ガルシアから発売されているトラウトロッドが『クロスフィールド XRFS-642UL』。

『クロスフィールド』の名前のとおり、これ1本でさまざまなフィールドの魚を狙えるようなロッドとなっています。

価格も1万円以下なので、とてもお手頃です。

XRFS-642ULは、管理釣り場でのトラウトフィッシングはもちろん、バスフィッシングや、海でのメバル釣りにも使えるモデル。

「1本の竿を、いろんな場所で使いたい!」

というあなたには、ピッタリな1本となるでしょう。

自重86g
適合ライン2-4lb
ルアーウェイト0.5-8g
アクションファスト

クロスフィールドは、さまざまなフィールドに対応しているため、多くのモデルがラインナップしています。

その中でも、トラウトロッドとして活躍しそうなのは、XRFS-642ULか、XRFS-702Lの2種類です。

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5. グレート鱒レンジャー Next SP50(ツリモン)

トラウトロッド グレート鱒レンジャー ツリモン
引用:Amazon

激安ながらも「使える!」と評判のトラウトロッドが、ツリモンの『グレート鱒レンジャー Next SP50』。

このトラウトロッドは、Amazonならなんと2,000円台で買えてしまえます!

このトラウトロッドは驚くほど柔らかいため、トラウトのアタリを弾くことが少ないという特徴があります。

つまり、このロッドとナイロンラインを併用すれば、こちらがアワセるまでもなく、魚が勝手にハリ掛かりするということ。

そのため、トラウトフィッシング初心者でも、魚が釣れやすい仕組みになっているトラウトロッドです。

自重110g
適合ライン2-4lb
ルアーウェイト1-7g
アクションミディアム

グレート鱒レンジャー改には、SP40とSP50の2種類があります。

どちらか1本といえば、長さで有利なSP50がおすすめですが、この価格ですので、サブ用として両方持っていても良いでしょう。

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渓流釣りにおすすめのトラウトロッド5選

ここからは、渓流での釣りにおすすめなトラウトロッドを5つ、紹介します。

渓流での釣りは、管理釣り場での釣りと違い、生い茂る木々や携行性に配慮しなければ、快適な釣りができません。

そのため、ロッド自体が短かかったり、非常にコンパクトになったりするものをメインに紹介していきます。

6. FINETAIL X 渓流モデル FSX-382UL(メジャークラフト)

トラウトロッド FINETAIL X 渓流モデル FSX-382UL メジャークラフト
引用:Amazon

3.8フィート(約1.15m)という驚きの短さが特徴の渓流用トラウトロッドが、メジャークラフトの『FINETAIL X 渓流モデル FSX-382UL』です。

このロッドは、その短さ故に手返しがよく、生い茂る薮の中でも、快適な取り回しが可能!

まさに、渓流でのトラウトフィッシング用という印象のトラウトロッドです。

価格も1万円前半なので、お手頃ですね。

自重不明
適合ライン2-6lb
ルアーウェイト1-8g
アクションファスト

仕舞寸法が60cm程度なので、車に積んでおいても邪魔にならないでしょう。

渓流でトラウトフィッシングをはじめたいという場合には、おすすめできるトラウトロッドです。

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7. ワイズストリーム 45UL-3(ダイワ)

トラウトロッド ワイズストリーム ダイワ
引用:Amazon

仕舞寸法が49cmで、超コンパクトに持ち運び可能な3ピースのトラウトロッドが、ダイワの『ワイズストリーム 45UL-3』です。

ロッド全体の長さも4.5フィート(約1.33m)と、取り回しが快適な長さ。

クリアコートされた木目調のリールシートが、とても上品ですね!

自重75g
適合ライン2-6lb
ルアーウェイト1.5-7g
アクションファスト

このロッドは、ピースごとに硬さが調整されているため、3ピースとは思えない一体感のある操作性があります。

またワイズストリーム45UL-3は、その携行性とロッドとしての性能、そして上品な見た目にもかかわらず、1万円前半で買えます。

見た目にもコダワリたい場合には、おすすめできるトラウトロッドです。

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8. トラパラストリーム TPS-502ULX(メジャークラフト)

トラウトロッド トラパラストリーム メジャークラフト
引用:Amazon

渓流でのスプーンやミノーイングに最適なトラウトロッドが、メジャークラフトの『トラパラストリーム TPS-502ULX』です。

ここまで紹介してきた渓流用のトラウトロッドは、どちらも1万円台のものでした。

ところが、このトラパラストリームは、なんと6000円台で買えてしまうのです。

長さも5フィート(約1.52m)ということで、管理釣り場でも使えるトラウトロッドとなっています。

自重不明
適合ライン2-6lb
ルアーウェイト1-8g
アクションファスト

渓流と管理釣り場、1本のロッドでどちらも楽しみたいという場合には、おすすめのトラウトロッドです。

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9. CRAZEE TROUT 545UL-T(アルファタックル)

トラウトロッド CRAZEETROUT  メジャークラフト
引用:Amazon

振出形式を採用し、コンパクトに持ち運べるトラウトロッドが、アルファタックルの『CRAZEE TROUT 545UL-T』です。

振出形式のことを『テレスコピック』と呼び、545UL-Tの『T』は、このロッドがテレスコピック形式を採用していることを指しています。

このロッドの仕舞寸法は、驚異の42cm!

管理釣り場で釣れるニジマスよりも、小さいかもしれませんね(笑)

お値段も5,000円台と、非常にお手軽です。

自重65g
適合ライン2-5lb
ルアーウェイト1.5-5g
アクションファスト

自重も65gと軽量なので、携行性を求める場合には、おすすめのトラウトロッドです。

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10. リバティクラブ 5105TLFS(ダイワ)

トラウトロッド リバティクラブ ダイワ
引用:Amazon

ダイワから発売されているテレスコピック形式のトラウトロッドが、『リバティクラブ 5105TLFS』です。

先ほどの『CRAZEE TROUT』はリールシートがコルクでしたが、『リバティクラブ』は、冷たくなりにくいEVAが採用されています。

仕舞寸法は、44cm。

価格は5,000円台なので、お値段もお手頃です。

自重100g
適合ライン3-8lb
ルアーウェイト0.8-10g
アクションファスト

『リバティクラブ 5105TLFS』は、渓流でのトラウトフィッシングに適していますが、ブラックバスやメバル釣りなど、その他の釣り方でも活躍できるロッドです。

このロッドを車やバックパックに入れておけば、気分次第でさまざまな釣りが楽しめるでしょう。

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まとめ

今回は、トラウトロッドの選び方に関する3つの基準と、おすすめのトラウトロッドを10本、紹介してきました。

おすすめとして紹介したトラウトロッドは、どれもコストパフォーマンスに優れたものです。

この中から選んでもらえれば、『全然使えないし釣れない!』ということはないでしょう。

今回紹介したもの以外のトラウトロッドを選ぶ時も、トラウトロッドの選び方の基準は、ぜひ参考にしてみてください!

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この記事を書いた人

1989年5月、管理釣り場の数が日本一の栃木県に生まれる。
幼少期から釣りをはじめ、現在で釣り歴は20年以上!
海・川・沼を問わず、数多くの釣りを経験する。
 
好きな釣りは、管理釣り場でのルアー&フライフィッシングと、渓流でのテンカラ。2018年、より多くの人に釣りの楽しさを体験してもらうべく
【釣りホリック】
の運営をスタート。
 
『釣りを、もっと身近に。 』
のコンセプトのもと、手軽に楽しい釣りが体験できる情報を発信中!
現在は【チョイ釣りインストラクター】として、これから釣りを始めてみたい方に向けた活動を行っています。

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